近年、訪日観光の多様化とともに「ドライブ旅」を楽しむ外国人観光客が増えている中、意図的な不正行為が観光業の安心・信頼を揺るがす重大な問題として浮上しています。
特に、訪日中国人観光客を対象に、いわゆる「外免切替(外国運転免許証から日本の運転免許証への切り替え)」制度の隙を突いた不正グループが存在していた疑いが明らかになりました。
報道によれば東京都内で、台湾の運転免許証(台湾が対象国となる運転免許制度の国・地域の一つ)を偽造して日本語の翻訳文を添付し、あたかも正規の免許証のように用いて自動車運転の手続きを行ったとして、警視庁交通捜査課が中国籍の男女2人を「私電磁的記録不正作出・同供用」の疑いで逮捕したとのことです。 琉球新報デジタル+1
実際、台湾の運転免許証と所定の日本語翻訳文があれば、日本国内で運転できる制度があります。 新車・中古車の自動車総合情報サイト〖carview!〗+2くるまのニュース+2
しかし、今回のケースでは「台湾免許証」の名義を偽装・偽造し、さらに翻訳文まで不正に取得させる仕組みが構築されていたとみられており、来日中国人観光客向けに「外免切替にあらず、台湾免許+翻訳文で簡易に運転可能」と謳う悪質な請負グループの存在が警察当局の捜査で浮かび上がりました。 くるまのニュース+1
「外免切替」制度そのものも、2025年10月1日から要件が厳格化されており、住民票の提出義務化や筆記・技能試験の見直しなど、制度の運用が厳格化されました。 TBS NEWS DIG
この制度見直しの背景には、外国人運転者による死亡・重傷事故の増加への懸念があります。
警察庁の統計では、2025年上半期だけでも死亡事故22件、重傷事故236件が外国人運転者の運転中に発生しています。 新車・中古車の自動車総合情報サイト〖carview!〗+1
このような制度の“抜け道”を狙った不正行為は、観光を促す政策と安全確保の間にあるバランスを揺るがすものであると言えます。
観光産業にとっては「来てもらうこと」の魅力創出だけでなく、「安心して楽しめる環境」を提供することが極めて重要です。
しかし、今回のような事案は、観光を目的として日本を訪れた人々の運転環境、安全への信頼を損ないかねません。
観光地や自治体、レンタカー事業者、交通当局等にとっては、以下のような対策が喫緊の課題と言えます
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観光客向け運転制度の説明・案内強化:対象国・地域の免許制度の違いや、正規ルートと不正ルートの見分け方を明示する。
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レンタカー・ドライバー登録時の本人確認・記録強化:偽造免許証や翻訳文のチェックをシステム的に強化。
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外免切替制度の更新・告知:訪日外国人が制度変更を理解し、違法な手続きに巻き込まれないよう事前情報提供。
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業界・地域の連携:観光・運輸・警察など複数セクターで情報を共有し、不正請負グループの動きを把握する。
また、観光客自身もドライブ旅を楽しむ際には、免許制度・車の運転ルール・日本国内での適法な手続きについて、事前に十分調べる姿勢が必要であります。
「安く・簡単に運転できる」とする“甘い誘い”には裏があるという警鐘を、今回の事件は強く鳴らしていると思います。
観光は地域経済を活性化させ、人々に豊かな体験をもたらす一方で、安全・信頼という土台の上に成り立っています。
その土台が揺らげば、観光客自身の安心が脅かされるだけでなく、地域ブランドにも傷がつきかねません。
今回の偽造免許をめぐる摘発は、制度と実務における“亀裂”を露わにしました。今後、制度の国際流動性に即した柔軟かつ厳正な対応が、観光地の信頼回復には不可欠になってくるでしょう。
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「外免切替」で中国人観光客向けに「不正」請け負うグループ存在か…台湾の偽造免許証悪用し申請容疑で逮捕 偽造した台湾の運転免許証を使い、日本での運転に必要な免許証の翻訳文の発行を不正に申請したとして、警視庁は26日、中国籍の男女2人を私電磁的記録不正… (出典:読売新聞オンライン) |
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読売新聞オンライン
@Yomiuri_Online「外免切替」で中国人観光客向けに「不正」請け負うグループ存在か…台湾の偽造免許証悪用し申請容疑で逮捕 yomiuri.co.jp/national/20250… #ニュース
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@chimame_68「外免切替」で中国人観光客向けに「不正」請け負うグループ存在か…台湾の偽造免許証悪用し申請容疑で逮捕 2025/09/26 12:40 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/national/20250… #移民 #共生 #帰化 #外国人 #中国人 #自民党 #外免切替 #不正 #偽造 #申請 #日本人を貧しくして減らし外国人で置き換え















