最近、運転中のスマホ使用が深刻な社会問題になっています。
特に、スマホゲームに興じながらハンドルを握ることで注意力が著しく低下し、重大な事故につながる事例が後を絶ちません。そんな中、病める1件が報じられました。
2025年、高知県内で、47 歳の元警察官がスマホゲームを操作しながら車を運転し、歩行中の退職直前教諭をはねて死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑で起訴されました。
被告は当時、スマホのゲーム画面に集中し、車両前方の確認を完全に怠っていたとされています。
亡くなった教諭は、まさに退職を控えていた直前で、コミュニティに長年貢献してきた教育現場の一員でした。
この痛ましい出来事は、「ただの不注意」という言葉では済ませられない深い衝撃を地域社会にもたらしました。
この事件の背景には、「運転中であってもスマホを少し触るぐらい」という軽視ムードがあります。
スマホゲームという「遊び」に気を取られた瞬間、運転者の視線・反応・判断力が一気に低下します。
運転中は画面を見ながらの操作、ゲームの進行に合わせた操作行為、通知への反応…すべてがハンドルを握る手と心を分散させてしまうのです。
事故を防ぐためには、次のような取り組みが不可欠です。
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ドライバー個人として:運転中のスマホ使用を根絶し、「運転=運転に集中する時間」として割り切る。ゲーム・SNSは車を降りてから。
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交通当局・地域として:スマホ操作を伴う“ながら運転”を明確に違法・危険と位置づけ、違反時の罰則強化と検挙の徹底。
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企業・教育機関として:教員・警察官・運転業務を持つ人々を含み、「運転中にスマホを手にしない」文化を組織的に根付かせる。
この事故は、被害者・ご遺族の痛みだけでなく、運転者一人ひとりが持つ「責任」の重さを改めて浮き彫りにしました。
スマホゲームの誘惑は、ふとした瞬間に人の命を奪いかねない。
だからこそ、私たちは運転という行為に対して、常に「集中・慎重」という態度を堅持すべきです。
悲劇が二度と繰り返されないよう、運転中のスマホ使用を「絶対にやらない」という「ルール」を自分の中で確立しましょう。
そして、社会全体がその価値を共有するところから、安全な交通環境を築いていかなければなりません。













